ええかっこしいをしたかったの
お金はある
立場もある
そんな自分に自信がある

結果君を
窮屈にさせてしまったのだろうか
よかれと思った
ホテル代を払うことも
何にも思わなかった
でも
どこかで
見返りを求めてしまったのだろう
こんなに愛を注いでいる私に
何かくれと
私の存在から放つ何かを
彼は察知したのだろう
同じ空間にいて
楽しかった？
私といて
癒された？
また会いたいと言ったのは本心？

誰か
この私の口を止めて

本気になるのが怖い
なのに本気になりたい
夢中になってみたい
若い君に夢中になって
いい顔をしたかった

そんな茶番に付き合ってくれたのは
紛れもなく彼でした

身体も声も
ベッドでの優しさも
もらっても
もらっても
満足のできないお姉さんを
どうか許してね
君を
いい男にしてあげられない
私の寂しさが
君を成長させない
どうか
許して

精一杯のお別れ
最後まで
かっこつけなくてはならない私の弱さ
大好きだったよ
君と5年後に
会ってみたい
素敵になったいい男
そして
そんな君に
また抱かれたいと思ってしまうのだろう